2024.5.18

-禅- 鈴木大拙ゆかりの金沢で瞑想する

-禅- 鈴木大拙ゆかりの金沢で瞑想する

2024.5.18

-禅- 鈴木大拙ゆかりの金沢で瞑想する

禅のはなし

 

” 心を無にして、ただただ瞑想する。”

禅による思索と静謐の時間は、いにしえの時より
日本人の生活・文化に溶け込んで来ました。
海を超えた中国にて誕生した禅は、
当時の識者であった僧侶たちによって
鎌倉時代に日本に持ち込まれました。

鎌倉時代の栄西(1141~1215)という禅僧の名は、
ご存知の方も多いはず。
当時、既存の仏教は複雑化し貴族をメインに
マーケティングされていました。

難しい経典を山ほど読んで、
常人では行うことが難しい修行・工程を
経なければならなかったのです。
そのため、仏教は一般大衆や武家階級の
宗教ニーズを満たすことができず
伸び悩んでいました。

その一方、禅では経典も要らず、
ただ黙して坐り、
心を空にして精神を統一する。
この上なくシンプルな理論は
特に武家に広く受け入れられました。

生死の境に常に立たされている武士にとって、
この世の関心事・俗事を離れて己の精神を
統一する作業は必要不可欠でした。
禅は武士の時代から、日本人の育んできた
あらゆる道徳・思索・カルチャーに
深く根ざして行ったのでした。

鈴木大拙が愛した禅

 

” 考えるな、思い煩うな、分別を持つな。
そうすれば、心は至るところに行きわたって
その全力が働き、
つぎつぎと手近の仕事を成就するであろう。”

鈴木大拙(1870~1966)は金沢本多町に
出自を持つ日本有数の仏教哲学者です。
彼は帝国大学在学時に鎌倉の円覚寺にて禅を習い、
その経験を背景に米国や欧州で積極的に
禅の哲学を広める著作活動を行いました。

その甲斐あってか「ZEN」という
新たな思索ムーブメントとして
海外で広く受容されることとなりました。

その影響は現代にまで続いており、
apple創業者の一人スティーブ・ジョブズも
熱心な禅の愛好家であったと言われています。
ジョブズ氏も含めた様々な欧米の起業家に、
禅が精神統一の手段として認知された背景には
鈴木大拙の尽力があるのです。

明治維新以降、当時の日本人は
西欧の文化にどっぷりと浸り、
近代以前から大事にされてきた
禅などの文化がおざなりにされていました。

富と競争に溢れた近代社会では
心を休める時間などなく、
日本人が古来より大切にして来た思索・静謐の時間は
次第に忘れ去られて行ったのです。

そんな中、鈴木大拙は
日本人らしさ・仏教精神・禅などを
中心テーマに哲学を展開し、
激動の時代を生きた日本人の心の故郷・拠り所を
慈愛に満ちた筆致で紡ぎ出したのでした。

西茶屋街で禅を楽しむ

 

私共【甘納豆かわむら】の敷地内には、
江戸時代から継承されている古い土蔵がございます。

土蔵の2階部分は【ZEN Room】という
鈴木大拙の哲学と禅から着想を得た
フリスペースになっており、
ご来訪いただいた全てのお客様に
開放させて頂いております。

古木の薫るつつましやかな空間で、
心ゆくまで思索と瞑想をしていただけます。

加えて、土蔵の正面では
当店自慢のモナカも販売しております。
上品な味わいに仕立てたモナカ餡に
舌鼓を打ったのちに、
一つ心を落ち着ける空間【ZEN Room】で
瞑想するのはいかがでしょうか。

日本を代表する仏教哲学者の鈴木大拙を
輩出した古都金沢で、
彼に想いを馳せながらゆっくりと
過ごすのも時には良いかもしれません。
金沢旅行にお越しの際は、
是非とも【甘納豆かわむら】
にお立ち寄りくださいませ。

〒921-8031 石川県金沢市野町2丁目24-7
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TEL.076-282-7000